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マテハン事業
MATERIALS HANDLING
MATERIALS HANDLING
マテハン事業は、さまざまなモノの搬送・保管・仕分けを行う自動化設備を製造・販売しています。対象とするモノは、ミクロンサイズの細胞から40トンもの鋼板コイルまで実に多種多様。その守備範囲の広さは、他社にない特徴の一つです。業界もFA・流通・ライフサイエンス・新聞・機器と多岐にわたっていて、日本のみならず多くの国や地域の社会基盤を支えています。
マテハン事業がつくる自動化設備は、自社製品であるチェーンや減速機を含む多くの機械要素・部品から成り立っています。その組み合わせ技術や、全体の動きを制御・調整するすり合わせ技術に優れていることが、TSUBAKIの大きな強みです。電気制御系や情報処理系の技術を駆使して、お客様の工場や倉庫などの効率的な稼動に貢献しています。
マテハン事業のモノづくりの基本は、お客様のニーズを徹底的に実現する「カスタマーイン」の視点です。今後も、難易度の高い要求仕様に対してもひるむことなく、強い意思を持ってお応えしていきます。
マテハン事業は、機械に命を吹き込むことで「他社に真似できないもの」を創出し続け、業界No.1を目指しています。もちろん、新しい技術開発にも積極的に取り組んでいます。その一つが、「無人化への挑戦」です。ロボティクス技術の活用による物流倉庫の自動化(無人化)を目指し、技術ロードマップによる中期開発計画で時代の先読みをしながら、数々の技術的課題の克服に取り組んでいます。また「AI・IoT等の技術開発」にも力を注いでいます。若手技術者が中心となり、ベンチャー企業や大学と協業しながら要素技術の開発を進めているところです。
業界でのプレゼンスを高めていくためには、お客様の期待を超える商品を市場に投入し続けることが重要です。そのため今後も「お客様が求めるもの」だけでなく、「お客様が求めるであろうもの」を先読みしつつ、裾野の広い要素技術開発を行っていきます。そこでは、電気制御技術・情報処理技術の役割がますます大きくなっていくと予想しています。
マテハン事業で、千差万別かつハイレベルなお客様のニーズにとことんお応えしていくために何よりも大切ものは、「情熱」だと思っています。情熱は人を動かし、課題やヤマを乗り越える大きなエネルギーとなります。また、学生時代の専門に固執していると発想も固定化してしまいます。そうではなく、常に自らのスキルアップに必要な社内外の技術を習得することで、新しい発想・アイデアを生み出す素地を養わねばなりません。さらに、海外にも物怖じせずに出ていき、羞恥心を取り払うことで言葉の壁を壊して、しっかり活躍する力も求められます。
マテハン事業の業務は、常に「新しいもの」に対する挑戦です。新しさは1日にして色褪せるかもしれず、お客様のニーズも突然激変するかもしれません。当然、失敗はつきものですが、私たちは失敗も次の成功を生むための財産と考えています。そんな私たちと一緒に挑戦を重ね、失敗しながら多くを学び、そして価値ある創造を成し遂げましょう。