タイヤ製造の部材工程で活躍するつばき製品
タイヤ製造
部材工程
混合(精練)工程で製作されたゴムシートを、トレッドやカーカスなどタイヤを構成する部材に加工します。
トレッドの冷却コンベヤでは樹脂製のプラスチックモジュラーチェーンが、カレンダロールではで安定した位置決め、確実な荷重保持が可能なリニパワージャッキ®が採用されています。
- トレッド部
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- 路面と接地する部材で、最適な厚み・形状に加工されます。
- カーカス部
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- タイヤの骨格を形成する部材で、コード層をゴムで被覆したシートです。
- ビード部
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- ピアノ線などを束ねたもので、カーカスの固定やホイールへの固定に役立ちます。
トレッド冷却コンベヤ - プラスチックモジュラーチェーン -
タイヤの部材であるトレッドは圧延加工で高温になっているため、水を滴下して常温まで冷却します。
大量の水で冷却するこの工程では、水捌けがよく錆びないオールプラスチック製チェーンがお勧めです。
- クリーン
- メンテナンス性
- 採用例: WT2706-K形
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- チェーンピッチ27.2mm、リンク高さ8.7mm
- 切継ぎはドライバー1本で、部分交換が可能
- 金属検知機で検出可能なプラスチック製プラグもラインアップ
カレンダロール - リニパワージャッキ® -
コード層に前工程で圧延したゴムシートを圧着し、一定の厚みを持つ薄いシートに再圧延します。
台形ネジまたはボールネジとウォームギヤの組合せで構成されたジャッキです。
一定の厚みにゴムを圧延するこの工程では、台形ネジタイプのリニパワージャッキを推奨します。ブレーキ付モータを併用することで、安定した位置決め、確実な荷重保持、節電効果が得られます。
- 推力保持
- 停止精度