自動車製造のありとあらゆる工程で活躍するつばき製品
自動車製造
車体溶接工程
プレス工程で出来上がった部品を多くの多軸ロボットによって車体に組立ていく工程です。溶接作業の多くは機械で自動化されています。
ボディ組立設備用 -ケーブルベヤ® TKRB形-
ケーブルベヤは工作機械をはじめとする産業機械において、可動部のケーブル配線をまとめ、保護・案内する装置です。
ケーブルベヤTKRB形は、特殊プラスチック材料の採用により優れた保護性能と耐久性能を有し、スチール製ワイヤー内蔵により大きな張力に対応します。オープン構造で、ケーブルを押し込んで挿入できるため、メンテナンス作業も容易に行えます。
溶接ロボット用 -ケーブルベヤ® プラシリーズ-
横行する溶接ロボットのケーブル保護にケーブルベヤプラシリーズが使用されています。
ロボットは長ストロークで横行する場合が多く、ケーブルベヤの摩耗を抑制し、長寿命化を図るためにTKC形、TKMT形などのロングスパン仕様・スライドシュシリーズも使われています。
ロングスパン仕様・スライドシュシリーズ 摩耗状態の比較
(※130,000回往復移動終了時)
パレット搬送用 -倍速チェーン/スチールローラシリーズ-
ボディ搬送パレットの搬送にアキュムレート可能な倍速チェーン/ スチールローラシリーズが使われています。
また、薄肉フレームを活用するとコンパクトな搬送コンベヤを製作できます。
溶接機 -タイミングベルト ウルトラPXベルトHC仕様-
溶接機の伝動装置として使用される、つばきのタイミングベルト ウルトラPXベルト HC仕様
溶接電極を動かすガンの用途にはクリーンな伝動機構を要求されますので、高強度・コンパクトな伝動装置で、かつグリースや油の飛散のない、つばきタイミングベルト ウルトラPXベルト HC仕様が使用されています。
- 採用のメリット
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- 運転伸びは従来品PXベルトに比べ極小
- 伝動能力は従来品PXベルトの2倍以上
車体積載パレット昇降用 -リフトマスタ®-
ボディを溶接工程に投入するパレットを昇降させる設備に、2台連動の片持ち昇降可能なリフトマスタが使われています。
シンプルな構造の電動リフタであるリフトマスタの2台の同期は、機械連動した方式と、1台ずつにモータを組付ける方式のどちらでも対応可能で、スッキリとしたクリーンな作業環境を実現します。
ボディ·部品組立設備用 -リフトマスタ®-
リフトマスタはオーバーハング・横荷重を許容する電動リフタです。
車体フレームやドアなどの部品を溶接組立するラインに、排入出するワークの昇降設備にリフトマスタが使われています。「置きポン」ですぐに使用でき、低床でコンパクト設計なのでスペースセービングが可能です。
ボディ·組立設備用 -リフトマスタ®-
組立後のボディを次工程台車に積載する移載設備にも、横荷重に強く、長寿命なリフトマスタが使われています。
4台連動による大きなオーバーハングを受けた、ワークの昇降装置としてシンプルにできます。
部品取出し設備用 -ジップチェーンアクチュエータ®-
簡易ローダ設備の昇降部に、コンパクトなジップチェーンアクチュエータが使われています。シンプルな構造の設備が製作でき、部品を高速でピックアップすることができます。
部品ガントリローダ用 -ジップチェーンアクチュエータ®-
空間搬送で使用されるガントリローダの昇降機構に、省スペースで設置可能なジップチェーンアクチュエータが使われています。上下の昇降にエアシリンダを使用した場合と比べ、シリンダ本体が天井側に突き出さないため、天井を低くすることができます。