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Vol. 1 近鉄バス株式会社 様「 安全はすべてに最優先 - 雪道講習密着取材 -

公共交通機関としての重要な役割を担うバス会社では、安全なバス運行のために、さまざまな活動が行われています。その研修のひとつ、近鉄バス株式会社様の「雪道教習 (タイヤチェーン装着など) 」を取材させていただきました。

シーズン中、何度も実施されている社内講習会ということですが、日々の地道な積み重ねが、バスの安全運行を支えています。

利用者に見えないところでも日夜、安全への取り組みを行われている姿に、つばきが密着しました。

ユーザーデータ: 近鉄バス株式会社様

近畿日本鉄道株式会社から1999 年に分離・独立し、大阪府中河内・南河内・北摂地域および京都府南部で一般路線バスを営業するほか空港リムジンバス、都市間高速バス、貸切バス事業を行う。

  • 本社: 大阪府東大阪市小阪1-7-1
  • TEL: 06-6618-5300
  • 従業員数:約900名
  • 車両数: 406両
    大型貸切60台、中型貸切5台、小型貸切10台、特定5台、乗合326台)
  • 公式サイト: http://www.kintetsu-bus.co.jp/

(※2018年8月現在)

近鉄バス様の観光バス基地「布施観光営業所」に集合

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2018年1月11 日 (木) AM7時
近鉄バス様の観光バス基地「布施観光営業所」に集合。

今回は、教習生9人、教習指導員4人、合計13人でバス2台を使用しての雪道講習です。
通常出勤時と同様に、アルコール検査・運転車両の確認・点検を行います。

指差呼称「ヨシ!」

乗車前点検も抜かりなく、いざ出発 !

乗車前に点検を行います。

  1. 車両の外装、エンジンルーム内やエンジンオイル、冷却水を点検
  2. ナットのゆるみやタイヤに異物がないか確認
  3. 運転席での点検・・・など

行き先は兵庫県養父市にあるハチ高原スキー場。鉢伏山の南側山麓 ハチ高原にある関西最大級のスキー場です。

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つばき取材班は別車両で追跡します

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このあたりはスキー場が多く、道順も大切な確認事項です。

北近畿豊岡道の八鹿氷ノ山IC下車し、国道9号線へ関神社前交差点を左折して県道87号線へ。また分岐を右折して、県道269号線へ。
葛畑農村歌舞伎台の案内標識を越えると停車スペースがあらわれます。

ここで、まず教習指導員がタイヤチェーンを装着し、ハチ高原スキー場へ向かいます。

教習指導員の模範演技: つばきのタイヤチェーンを装着 !

タイヤチェーンは、オーソドックスなラダー (はしごタイプ) と、ダイヤモンドパターン (亀甲タイプ) が準備されていました。

教習指導員が手際よくチェーンを装着し、シングルチェーンは約5分で装着完了!
はた目にはカンタンそうに見えます。

「シングルは10分以内に装着できるように」

そんな教習指導員の言葉にも、教習生はまだ余裕の笑み。
(のちにその笑顔は消えます...)

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いよいよスキー場へ… けわしい雪道を登ります

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チェーンを装着したら、スキー場への道を登っていきます。
シーズン中は「下り」一方通行になる道ですが、バスだけは上りもOK。

それを知らずにマイカー用の道に行ってしまうバスもいるそうです。
せまい山道ですれ違いができなくなり、渋滞の原因となってしまうので、「ローカルルール」を学ぶことも重要なポイントです。

せまい道でのすれ違い

関西では、すれ違いのことを「離合(りごう)」と言います。
日本全国で通じる言葉だと思っていましたが、標準語でないことを最近知りました。
広辞苑には「離れたり集まったりすること」と表記されています。

Check point !

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ここで、教習生はチェーン装着時の制動や乗り心地を体感します。
積雪で道幅はさらにせまくなり、マイカーとすれ違いのタイミングに気を使います。

「停車してから、発進」

雪道&上り坂の運転感覚をつかみます。
教習生には初めての体験。教習指導員の細やかなアドバイスにも混乱気味で、焦りが伝わってきます。
最初からできる人はいない。そのための講習です。

雪道と格闘しながら、ようやく講習場所である駐車場に到着しました。

持続可能な社会の実現に向けて

つばきグループは、「動かす」分野において社会の期待を超える価値を提供し、
社会から必要とされ続ける企業となることを目指します