モーターサイクル用クラッチ
半世紀以上の豊富な実績と、モビリティにおける高い信頼性。
エンジンを始動する際のスタータモータの回転をクランクシャフトに伝えます。
クランクシャフトの回転数がモータ回転数を上回ったときに空転に切り替わり、モータの連れ回りを防止します。
つばきの強み
お客様のニーズを具現化する提案力
カムはカムクラッチの性能を左右する最も重要な部品です。ワンウェイクラッチとしての役割を確実に果たすため、寸法精度や硬さ、そして豊富なカムの種類など、長年培ったノウハウが生かされています。
つばきはお客様の仕様、要件、レイアウトに応じ、カムのノウハウを交えた最適なクラッチを提案し続けています。
構成
シンプルな構成の中に凝縮された、多くのノウハウ
モーターサイクル用クラッチは主に4つの部品「カム」「保持器」「スプリング」「側板」で構成されています。
カムの軌道面を構成する「内輪」「外輪」と共にアセンブリしてお客様に納入することもあれば、内輪は軸、外輪はケーシングやスプロケット、プーリなどを共用する場合もあります。
お客様の設計仕様に合わせてご提案します。
特長
優れた「噛み合いの応答性」と「省エネルギー性能」
- 優れた噛み合いの応答性
カムクラッチの主要部品である「スプリング」は、カムの噛み合い方向にモーメントを付与。いつでも噛み合えるため、カムは瞬時に静止、空転状態から噛み合い状態に移行できます。この優れた応答性により、カムクラッチはトルク伝達ロスを限りなくゼロに近づけます。 - 省エネルギーを実現
「高速噛み合い用」「高速空転用」の2種類のカムを使い分けることにより、動力伝達におけるエネルギーロスを実現。お客様製品の高効率化に貢献します。
高速噛み合い用:
遠心力によってカムが噛み合い、高回転でもトルクを伝達できます。
高速空転用:
遠心力によってカムが浮き上がり、カムと出力軌道面が非接触になり、高回転になるとエネルギーロスはゼロになります。
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持続可能な社会の実現に向けて
つばきグループは、「動かす」分野において社会の期待を超える価値を提供し、
社会から必要とされ続ける企業となることを目指します