低温保管と出荷工程の自動化ソリューション
- 取扱品目
- チューブ
- 作業
- 保管、ピッキング、搬送
- 納入製品
- ラボストッカ バケットタイプ
ラボストッカとロボットアームを組み合わせてサンプルの安定保管と検査、梱包の工程を自動化
ラボストッカはDNAや化合物などのサンプルに適した温度で安定保管が可能な自動倉庫です。今回は2台のロボットアームや搬送コンベヤと組み合わせたシステムを構築することで
- サンプルの保管、在庫管理を自動化、効率化
- 出荷の指示を受けるとロボットアームでサンプルの真空度検査、梱包、箱詰めが可能
- 出力された帳票のQRコードで検品が実施可能
など、幅広い工程の自動化を実現しました。ライフサイエンス業界で、保管用途にとどまらないソリューションをご提供した事例です。
ラボストッカ バケットタイプ詳細独立行政法人 製品評価技術基盤機構で稼働する自動化システム
千葉県木更津市に位置する(独)製品評価技術基盤機構様のバイオテクノロジーセンターでは、細菌、カビ、酵母やバクテリオファージなどの生物遺伝資源をはじめとするサンプルの収集・保存、サンプルが必要な研究機関や企業への提供をしています。 こちらの施設で、2024年4月よりサンプルの低温保管、出荷を自動化するシステムが稼働しております。
ラボストッカと2台のロボットアーム、搬送コンベヤが稼働
4℃の環境でサンプルを自動保管するラボストッカ、真空度検査、製函、梱包、帳票の荷揃えをするロボットアームが2台稼働しており、指示があったサンプルの出庫から検品前までの工程を無人で行うことが可能です。
入庫の際にサンプルとチューブを紐づけ
入庫時には、サンプルが入ったガラスアンプルとチューブを紐づけすることで、1本単位でのトレーサビリティが可能です。
省スペースで大量かつ安定した温度・湿度で保管が可能
4×15mのスペースに、約51万本のサンプルを保管、1本単位で取り出しが可能です。ラボストッカには在庫管理システムに加え、温度や湿度管理の機能がついており、2系統の冷蔵設備を備えているため、万が一の故障の際も大切なサンプルの品質を低下させることはありません。
ロボットアームで真空度検査、製函、梱包、帳票の荷合わせも自動化
出荷指示を受けたサンプルは、搬送コンベヤを経てロボットアームにより真空度検査、梱包、帳票との荷合わせまでの工程がすべて無人で行われます。
QRコードで検品をして出荷へ
完成品ラインに到達したコンテナのQRコードをハンディスキャナで読み取ると、出荷予定の帳票とサンプルがモニタに表示されるので、それぞれQRコードを読み込むことで検品が完了します。万が一の取り間違いなどを防ぐシステム構成になっています。
つばきのマテハンソリューション
持続可能な社会の実現に向けて
つばきグループは、「動かす」分野において社会の期待を超える価値を提供し、
社会から必要とされ続ける企業となることを目指します