プレスリリース
マテハン機器・ロボットを組み合わせた物流倉庫の自動化・効率化パッケージ
「Nexa Warehouse-Smart Pack」を提供開始
物流倉庫における設備導入の時間的・経済的負担の軽減を実現
2025/2/20
株式会社椿本チエイン(本社:大阪市北区、社長:木村 隆利、以下当社)とKDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:髙橋 誠)が共同出資する「株式会社Nexa Ware(ネクサウェア)」(本社:東京都千代田区、社長:北村 隆之、以下 Nexa Ware)は、複数のマテハン機器・ロボットを組み合わせたパッケージ「Nexa Warehouse-Smart Pack」を開発、2025年2月20日より提供開始しました。
1.Nexa Warehouse-Smart Packについて
「Nexa Warehouse-Smart Pack」は、物流倉庫における設備導入の時間的・経済的負担を軽減し、迅速に自動化・効率化を推進する物流倉庫向けのパッケージ製品の総称です。物流工程の特性に合わせて、マテハン機器やロボットを組み合わせてパッケージ化、標準仕様の「モデル」として設定し、提供します。
今後、「モデル」の拡充を図り、幅広い現場課題の解決に貢献していきます。
2.「ピッキング」と「仕分け」の2つのAGVモデルから提供開始
今回提供開始する2つの「モデル」は、Nexa Wareのメインソリューションである、汎用性の高いAGVを活用した「T-Carry system」*1 をベースに構成。お客さまの「ピッキング工程」「仕分け工程」での運用をスムーズに開始できるモデルです。さらに、業務ニーズに応じてオプション*2 を追加でき、お客さまの運用に合わせた柔軟な提案を可能としています。
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*1 複数のAGVが縦横無尽に走行し、「ぶつからず」「迅速に」 指定された目的地にモノを自動搬送するシステム。(https://nexaware.com/case/case-84/)
*2 作業支援システム(デジタルピッキングシステム/DPS、デジタルアソートシステム/DAS)、データ分析ツール(Nexa Warehouse-Optimizer)、運用監視システムなど。
3.2つの「モデル」の特長
(1) BtoCパッケージ AGVピッキングモデル:シンプルな作業により作業者負担を軽減
AGVによりピッキングケースの搬送を自動化し、タブレット端末からピッキング指示を行うことにより、作業者を「歩かせない」「待たせない」「持たせない」「考えさせない」ピッキングを実現。
【導入効果】
①AGVでのピッキングケース搬送により、作業者の移動を削減し、身体的負担を軽減
②ピッキング作業のみに集中できる環境で、ピッキング生産性を向上
③ピッキング箇所をデジタルに確認でき、作業スピードアップとミス軽減を両立
④小規模から運用を開始し、将来的な増設・レイアウト変更も対応可能
⑤物量に応じて、ピッキング作業人数の調整が可能
BtoCパッケージ AGVピッキングモデル | |
---|---|
AGV台数 | 20台 |
最大可搬重量 | 5kg |
オーダー登録ステーション | 1カ所 |
ピッキング間口 | 120間口 |
検品梱包台 | 4カ所 |
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(2) BtoBパッケージ AGVアソートモデル:多様な商品を、省スペースで効率的な仕分けを実現
AGVにより次工程への商品供給を自動化することにより、シームレスな仕分け作業を実現。
【導入効果】
①従来の仕分け装置に比べ、省スペースに大量間口を設置可能。将来的な増設・レイアウト変更も対応可能
②自動仕分け設備では対応が難しい、割れ物など繊細な商品も取扱い可能
③AGVでの商品自動供給により、作業者は定位置で仕分けられるため、身体的負担を軽減
④多くの仕分け先の商品を一度に集められるため、トータルピッキング効率が向上
⑤物量に応じて、仕分け作業人数の調整が可能
BtoBパッケージ AGVアソートモデル | |
---|---|
AGV台数 | 20台 |
最大可搬重量 | 5kg |
商品投入ステーション | 4カ所 |
仕分け間口 | 120間口 |
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■商品に関するお問い合わせ先
株式会社Nexa Ware セールスエンジニアリング部
TEL 03-6841-3867
お問合せフォーム:https://nexaware.com/contact/
■報道機関からのお問い合わせ先
経営企画室 広報課
TEL 06-6441-0054 E-mail :
【ご参考】
■Nexa Warehouse-Smart Packに関する補足資料
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■株式会社Nexa Ware(ネクサウェア)について
物流倉庫のDX推進をねらいに、椿本チエインとKDDIの共同出資により2024年4月1日に「Nexa Ware」を設立。ベンダーフリーの最適設計により、自動化システムの構築から通信、ネットワーク、データに基づいたコンサルティング、運用保守までをワンストップで提供することで、物流倉庫DXの推進とそれによる物流2024年問題などの社会課題解決に寄与します。Nexa Ware Webサイト:https://nexaware.com/
■T-Carry systemについて
オルビス東日本流通センターの通販用出荷ラインへ
小型AGV330台を投入した世界最新のシステムを納入(2020年10月21日付 プレスリリース)
https://www.tsubakimoto.jp/company/news/press/2020/10/21/1/
■Nexa Warehouse-Optimizerについて
椿本チエインとKDDIの合弁会社「Nexa Ware」
物流倉庫業務を効率化するデータ分析サービスを提供開始(2024年8月23日付 プレスリリース)
https://www.tsubakimoto.jp/company/news/press/2024/08/23/1/