プレスリリース
椿本マシナリーが物流エンジニアリングを担当
最新のAMR(自律走行搬送ロボット)16台を活用
オルビスの東日本流通センターの直営店舗・BtoB向け出荷ラインを刷新
2023/2/21
株式会社椿本マシナリー(本社:大阪市西区、社長:藤井幸博、椿本チエインの100%子会社、以下TMC)は、物流エンジニアリング事業の一環として、オルビス株式会社(本社:東京都品川区、社長:小林琢磨、以下オルビス)のロジスティック主要拠点であるオルビス東日本流通センター(埼玉県加須市)において、AMR(自律走行搬送ロボット)*1を活用した出荷ラインを構築。同センターの省人化、生産性向上に貢献しています。
*1 AMR(Autonomous Mobile Robot):画像認識技術等により周囲のモノや人物を検知し、目的の場所まで自律移動し、指定場所へモノを運ぶ「自律搬送ロボット」の略称。協働型ロボット、自律走行型ロボットとも呼ばれる。
TMCでは、倉庫物流の人手不足など物流クライシス問題やオルビスにおけるEC事業の拡大に対応するため、株式会社流通サービス(本社:埼玉県草加市、社長・神田隆)との協働により、小型AGV300台を活用した通販向け出荷ラインを2020年に構築しました。今回のオルビス東日本流通センターの直営店舗・BtoB向け出荷ライン刷新では、国内では実用化例の少ないAMRを活用、2023年2月20日(月)より本格稼働しました。
新出荷ラインでは、ロボティクス活用による出荷作業の省人化、効率化に向けて、TMCが販売提携しているフォワードエックス*2製のAMR16台を導入。AMR1台につき4店舗分の出荷データを割り当て、そのデータを受信したAMRは、人や障害物を検知・自動回避しながら最適なルートを選択し、安全にピッキングゾーンを移動します。目的のピッキングゾーンに到着するとモニターの作業表示に従い、作業者が商品を投入。その作業が終了すると次のピッキングゾーンへと移動し、すべての作業が終了すると自律的に荷下ろしステーションまで移動して作業を完了します。AMRに重量計(寺岡精工*3製)を組み込むことで検品作業をなくし、作業効率を追求した仕組みを実現しています。
TMCはフォワードエックスとの販売提携の強みを生かし、重量計付きAMRの提案をはじめ、その運用ノウハウやレイアウト等の技術面をサポート。AMRと他の機器を連携させ、新出荷ラインの物流エンジニアリングとその運用など、全体の取りまとめを担当させていただきました。
新型コロナウイルスの影響等によりEC市場の伸長が続く中、物流業界の労働力不足、複雑化する物流オペレーションへの対応は喫緊の課題です。TMCは、ロボットと人(作業者)の協働をはじめ、物流のハード・ソフト両面のトータルコーディネータとして、エンジニアリングサービスを強化してまいります。
※ 本件に関するオルビスのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000532.000002061.html
*2 ForwardX Robotics(本社:中国・北京市、CEO: ニコラス・チー、海外拠点:日本、アメリカ)
https://jp.forwardx.com/about/
*3 株式会社 寺岡精工(本社:東京都大田区、社長:山本宏輔)
https://www.teraokaseiko.com/jp/
新出荷ラインの概要
1.コンセプト | 4つの“ない”の実現 (作業者を「歩かせない」「待たせない」「持たせない」「考えさせない」) |
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2.改善効果 | 人員25%削減(従来の手押しカートでのピッキング作業時との比較) |
商品出荷までの流れ(約500品目の在庫品の中から、1オーダーあたり平均20品目、100ピースを出荷)
■本件についてのお問い合わせ先
経営企画室 広報課
TEL 06-6441-0054 E-mail :
■お客様からのお問い合わせ先
株式会社椿本マシナリー マーケテイング部
TEL 06-4390-0051 E-mail :
〒550-0011大阪市西区阿波座1-3-15 関電不動産西本町ビル)
プレスリリースに記載されている情報は発表当時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。