プレスリリース
100周年記念モデル:
高速・高頻度運転、低床化を実現した革新的ジャッキ
「リニスピードジャッキ™」新発売
2018/01/10
1.はじめに
株式会社椿本チエイン(社長:大原 靖、本社:大阪市北区)は、創業100周年記念モデルとして、ジャッキの常識を超えたサイズアップなしでの最高200㎜/秒の高速・高頻度運転と低床化を実現した「リニスピードジャッキ™」を2018年1月より販売いたします。
ジャッキはスクリューネジとウォームギヤを組み合わせた商品で、主に運転頻度の少ない荷重保持の用途で様々な装置に採用されてきました。一方、近年、IT関連製造装置や自動車製造ラインなどで駆動部のサーボモータ化が進み、ジャッキ分野でもサーボ駆動対応の高速・高頻度運転のニーズが高まっています。しかし、従来のジャッキでは高速・高頻度運転に適しておらず、装置の生産性向上に応えることができませんでした。
新商品「リニスピードジャッキ™」は、従来のジャッキでは対応できなかった高速領域での運転と小形サイズを実現。新開発構造により、従来のジャッキに比べ圧倒的な低床化を実現、縦方向の省スペース化によりお客様装置のコンパクト化に貢献します。
高速領域において、お客様がボールネジやラックを組み合わせて設計・製作した直動機構に「リニスピードジャッキ™」を使用することで、装置が組み立てやすく、かつコンパクトになります。
※この新商品は、当社独自で設定したエコ評価基準をクリアした商品です。
2.特長
(1)高速運転に対応
「リニスピードジャッキ™」の運転速度は最高200㎜/秒を実現。従来のジャッキ(120㎜/秒)が追従できない高速領域に対応します。また、運転速度をあげても、従来よりも小形サイズで対応できます。
(2)低床化を実現
「リニスピードジャッキ™」は、ボールナットをギヤに内蔵した新開発構造により、ジャッキの低床化を実現。従来品はボールナットがギヤの上に配置された構造であり、さらに従来よりも小形サイズで対応できることから、従来品比47%の低床化(選定サイズ)を実現し、装置のコンパクト化に貢献します。
(3)高頻度運転
「リニスピードジャッキ™」の許容負荷時間率(一定の運転サイクル内での運転時間の割合)は最大100%EDを実現しました。従来のジャッキは上限30%EDであることと比べると、運転サイクルにおけるネジの走行時間の割合は飛躍的に向上しました。高速運転と高頻度運転を両立できることで、従来のジャッキを使った場合に比べ、装置は5倍以上の高頻度化が可能になります。
(4)駆動部のコストダウン
サーボモータの定格回転速度3000r/分に対応し、モータやカップリングの小枠選定が可能になり、駆動部一式のコンパクト化、コストダウンにつながります。
3.用途
装置の生産性アップ、コンパクト化が求められる昇降装置、押出装置など。
4.発売機種
SJ030H(許容推力30kN)、SJ050H(許容推力50kN)の2サイズ
ストローク:100㎜~1500㎜まで対応可
5.納期
標準品2週間
6.販売計画
2018年度 1.2億円
2020年度 3億円
7.発売日
2018年1月
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■本件についてのお問い合わせ先
株式会社椿本チエイン 経営企画センター 広報・IR課
〒530-0005 大阪市北区中之島3-3-3 中之島三井ビルディング
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